こうした「後押し」ともいえる応援が、作り手たちを奮い立たせた。こんなに応援してくれているんだ、中止なんて考えられない。だからと言って人手不足が解消する目処は立たないし、これ以上作り手に無理強いするのも不可能だ。
ならばこの少人数で臨むしかない。そこでキャラクターは毎年作っていて得意なカーバンクルにした。大きい「どでかばんくる」を1匹だけ、という案もあったが、それじゃ面白く無いだろうといつの間にか大小合わせて5匹まで増殖した。制作の工程もひとつひとつを見直し、無駄な作業を徹底的に省いて、最小限の人員で最大限の作業ができるよう工夫した。
実際の制作に入ると、多くの「ぷよ・魔導」ファンの方々が現地まで応援にきてくれた。差し入れを持って陣中見舞いしてくれる人は以前からいらっしゃったが、その数が飛躍的に増えたのだ。最終日には手伝いを申し出てくれる方もいらっしゃって、臨時の作り手として仕上げ作業をアシストしてくださった。
こうして完成した雪像は、懐かしい「魔導音頭」をテーマにしたシンプルなデザインながら、角度によって見えるカーバンクルが変わるなど視覚効果も考えられていた。妥協のない作り込みが訪れた観光客を釘付けにして「ぷよキャラ雪像」10年目にふさわしい作品となった。
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シンプルなデザインだからこそ造形はしっかりと。カーくんのルベルクラクは別パーツで表現した。 |